夢の中の現実感と現実の中の現実感|水流苑まち(つるぞの・まち)|note
ガスコンロ用のゴムホースにIHヒーターを繋げてみた。無理やり差し込んだら動き始めたのだけど、すぐに発熱して煙が上がりはじめた。 熱と電気が反応したら化学爆発が起こると、なぜかそんなことを思って、突然怖くなった。その場から離れようと、もつれる足で移動する。揺れる目の前の景色に、爆発に巻き込まれる自分のイメージが重なった。 もしかしたら私はもうすでに死んでいるのではないか、という懐疑に襲われた。手足が痺れるように震えはじめる。 必死でこれが現実であるという証を探した。すぐに、「これだけ強い現実感があるのだから、そんなはずはない」と思い直した。自分は今、たしかに現実の世界に生きてい
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